乳がん発覚と治療の流れ

わたしの乳がん発覚から治療の流れをご紹介します。

 

2020年7月 

左乳房が腫れてチクチク痛むので近所の産婦人科へ行って、総合病院の乳腺外科へ紹介状を書いてもらい、3日後に予約をいれる。

 

乳腺外科でエコー、マンモグラフィーを受ける。乳がんの可能性が高いとのことで、2日後にMRIと針生検をすることに。

 

MRIと針生検を受け、8日後に検査結果を聞きに「家族同伴で」来るように言われる。

「ゆっくり話せるよう後の患者さんがいない一番遅い枠を予約しておくね」と言われた。先生の中では乳がんだと確信していたのだと思う。

 

夫と一緒に検査結果を聞きに行き、乳がん確定を告げられる。乳がんについてある程度調べていたので、自分のサブタイプなど詳しく説明を受ける。

✴︎わたしが乳がん情報を知るのに活用したサイトを以前ブログで書いているのでリンクを貼っておきます。

ouchi-daisuki.hatenadiary.jp

 

サブタイプは、ルミナールB Her2陰性タイプでした。

4日後に転移を調べる検査を予約。

 

2020年8月

乳がんは、骨、肝臓、脳、肺に転移しやすいため、「骨シンチ、胸部・腹部CT」の検査を受け、遠隔転移はみられない。脳のMRIは受けなくていいというのが主治医の判断。

9日後から入院して術前抗がん剤をすることに。わたしの病院は初めての薬を点滴する場合は必ず入院対応となるとのこと。

 

入院して、鎖骨下あたりに点滴用のCVポート埋め込み手術。

CVポート埋め込み手術の翌日から抗がん剤スタート。

EC療法(エピルビシン・エンドキサン)2週間に1度を4クール。

✳︎通常は3週間間隔だが、30代で体力もあるので2週間間隔で治療することに。

✳︎2週間間隔だと白血球の回復が追いつかないので、抗がん剤点滴の翌日にジーラスタという注射を打って白血球を増やす。

 

2020年10月

EC療法4クール終了したので、効果判定のためMRI。しっかり薬剤が効いて、腫瘍の大きさが小さくなっているとのこと。1週間後から新しい抗がん剤「パクリタキセル」を始める。

 

入院してパクリタキセルの点滴スタート。

こちらもEC療法と同様2週間間隔を4クール。点滴の翌日にジーラスタ注射。

 

2020年11月

パクリタキセル4クール終了したので、効果判定のためのMRIと、手術前の遠隔転移検査のため骨シンチと胸部・腹部のCTをとる。

 

2020年12月

手術前の肺機能、心エコー検査。2週間後に手術。

 

7泊8日で左乳房摘出・腋窩リンパ郭清・乳房再建手術。

 

2021年1月

手術の病理検査を聞く。

腫瘍は小さくなっていたものの、小さい腫瘍がいくつか残っている。針生検では陰性だったHer2が発現しているのでFish法で再検査。結果が出るまで3週間ほどかかる。

 

2021年2月

Fish検査の結果、Her2陽性に。

針生検でとった部分が、たまたまHer2タンパクがない部分だったのだろうとのこと。

 

Her2が陽性になったので、分子標的薬(ハーセプチン・パージェタ)を入院して初回投与。

3週間ごとに18回投与が続く。

 

2021年3月

放射線治療スタート。平日に25日(機械メンテナンス日のぞく)続けて照射に通う。

 

2021年5月

ホルモン療法スタート。6ヶ月に1回リュープリン注射をお腹に。タモキシフェンを10年間毎日服用予定。

 

どんな感じで治療が進んでいくのか参考になればと思い、簡単に治療の流れをお伝えしました。